ボーダーランズ2
- グラフィック:★★★★★
- ゲーム性:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★
撃って撃って撃ちまくる!悪い奴をぶっ倒す勧善懲悪なストーリー!敵はイカレタ野郎にグロテスクなモンスター達だ!爽快感抜群のシューティングRPG、ハクスラ要素あり!不満と言える要素も少なく、おすすめ度は星5つ!
- ゲームシステム:FPS(一人称視点)アクション
- プラットフォーム:PS4、PS5、Switch、Xbox、PC
- オンライン協力:可能(2~4人)
- 画面分割プレイ:可能
- 協力プレイいつから:ゲーム開始直後から可能
■ゲーム概要
惑星パンドラを舞台にボルトハンターと呼ばれる主人公たちがお宝を求めて戦いを繰り広げるという単純明快なストーリー。
敵は世紀末に登場するような「ヒャッハー」と叫ぶようなヤツらからグロテスクなモンスターまで多種多彩に存在する。ボス戦は巨体が多く、バトルに緊張感が生まれる。
「2」という事もあって、一応前作と話の繋がりがあり、前作の主人公たちがNPCとして登場するが、前作をプレイしなくても楽しむことは可能です。勿論前作プレイ済みならより一層楽しめますが。
■システム
最初に主人公を6つのクラスから選択します。6つのクラスはスキルの特色が違っており、設置型の銃を配置する「コマンドー」や、敵を封じ込める「セイレーン」、2丁拳銃が得意な「ガンザーカー」や、ロボットを召喚して戦う「メクロマンサー」などがいます。
キャラ育成要素として、経験値獲得によるレベルアップと、スキルポイントによるスキルツリーシステムがある。スキルポイントは有限ですが、ボーダーランズシリーズではいつでもスキルリセットが可能なので、何も分からなうちから好きにスキルを割り振っても全く問題がありません。
体力0でも諦めない!「セカンドウィンド」システム。体力が0になるとダウンしますが、この間は「戦って生き延びろ!」というゲージが画面に現れます。この間も銃を撃つことが可能で、ゲージが0になる前に敵を1体倒すと即座に復活します。このシステムのおかげで死亡する機会はガクッっと少なくなり、快適なゲームプレイに繋がっています。万が一死亡しても、デスペナルティは所持金の一部が消失するだけなので死亡する事のストレスが殆どありません。
また本シリーズの特徴としてハックスラッシュがあります。基本的に入手する武器の性能はランダムで決まり、全く同じ性能の武器というのはまず存在しません。そのシステムがプレイの幅を広げており、強力なボスを倒す→強力な武器を入手→また強力なボスを倒すといったプレイ意欲の向上に繋がっています。
ゲームの進行はメインストーリーの他に多数のサイドクエストが用意されており、同時進行するもよし、サイドクエストに集中するもよしな比較的自由度の高いゲーム性となっています。
それなりに広いマップが区域ごとに分かれており、区域の移動ごとにロードも挟まるためシームレスなオープンワールドとは違いますが、そこそこ広いフィールドを体感する事ができます。本作ではファストトラベルは決まった場所にしか飛べず、移動の基本は「走り」になるので、丁度よい広さとも言えます。
■評価点
・爽快感がある。敵は世紀末ヒャッハーな奴や、グロテスクなモンスターばかりで、それらを蹴散らしていくのは非常に楽しい。
・スキル1つ1つの強化幅が高いものが多く、1つレベルが上がるだけで目に見えて強くなった感を味わいやすい。
・ボーダーランズのマスコットキャラ、CL4P-TP(クラップトラップ)がウザ可愛い。
■問題点
・クエスト制のゲームシステム上、仕方のない事ではあるが、サイドクエストにはおつかい要素が多く、「〇〇を何体倒してこい」「~~まで届けろ」といったものが多い。
・ストーリー中、NPCの会話を聞くだけの場面がいくつかある。これらはスキップできない為、周回プレイが必須な本作においてはストレスとなる。
・ネタバレになるので詳しくは書きませんが、ストーリー上、味方側のキャラにどうやっても救いの無いイベントがある。所謂「胸くそ展開」というやつです。爽快感重視、勧善懲悪のゲームにおいて、ちょっと気になるイベントではあります。
■補足
・本作では画面分割による2人協力プレイが可能ですが、分割による視界の減少によりどうしても快適性は失われます。可能であれば、ゲーム機本体2台、モニター2台という環境でフルスクリーンでプレイすると迫力、快適性が全然違ってきます。
・PS4版、Switch版を両方プレイしましたが、快適なPS4版の一方、Switch版はロード時間が長めでした。本作をやり込む場合、ボスを倒すために何度もリセットを繰り返す必要性が出てくるので、どうしてもロード時間の短いPS4版にアドバンテージがあると感じます。
■夫婦のコメント
なおりん:最初はクラス選びで非常に迷いました。2丁拳銃のガンザーカーか、ロボット召喚のメクロマンサーかで。2丁拳銃ってロマンがありますよね、でもキャラがおっさんなんです。一方メクロマンサーは美少女です。最後はロマンが勝ってガンザーカーにしましたが、こいつはピンチの時にスキルを発動する事によって「体力大幅回復+2丁拳銃で撃ちまくる+弾薬自動回復」という、反則じゃないか?というぐらいの補助効果がかかります。それが非常に楽しくて最高難易度の3周目(UVHモード)までクリアしました。
夫婦でプレイするにあたって、上述した「セカンドウインド」により死亡する事は少な目だし、デスペナルティも少ないため気負いせずにプレイできたのが良かったです。
2021年の最長プレイ時間がこのボーダーランズ2でしたので、相当ハマった部類になります。まだトロフィーコンプリートはしていないのですが、気が向いたらまたやりたいなと思わせてくれる1本です。
追記:本作では主人公キャラが結構ひとりでしゃべるのですが、僕が使ったガンザーカーはセリフが中々に面白い。このガンザーカーは言ってしまえばガチガチの脳筋キャラで、戦闘時にはヘッドショットが上手くいけば「クリ~~ティ~カール!」と叫び、かと思えば突然「♪ナナナナナーナナナー」と機嫌よく歌を唄い、宝箱から武器をGETした際の「ウハハー!新しいおもちゃだーッ!」は彼のキャラクター性が現れていて非常に微笑ましい。
みーりん:うん、面白いねこれ!FPSに馴染みのなかった私が一瞬にしてハマったゲームでした!ちなみに使ったクラスは「セイレーン」。ボダラン1でもセイレーンだったので良いかなと。2のセイレーンは敵を一定時間封じ込めて動けなくするんだけど、エイムが苦手な私と相性抜群(笑)しかもレベルが高くなってくると敵を封じ込めて延焼効果とか付与されるし、体力回復効果まで付いたりとえげつない!後から知ったけど、本作のセイレーンは最強キャラらしいね。通りで強い訳ね。
ボダラン2は適当に銃を撃っているだけでサクサクと敵を倒せるから、サクッっとゲームをやりたい時に出来るのもGOOD。あんまり気疲れ起こさなくて良いです。
■備考
ボーダーランズ2はハチャメチャで非常に楽しいゲームです。複数人でプレイする場合、一応画面分割プレイに対応していますが、大画面の方が情報量は多く、快適にプレイ出来ますので、できればオンライン環境でボイスチャットを使ってプレイするか、ゲーム機2台、ソフト2本、モニター2台という環境を構築してプレイするとより一層楽しめるかと思います。
また、完全に僕の個人的な意見で申し訳ないのですが、ボーダーランズ2はPlayStationからXbox、Nintendo Switch、PCで販売されていますが、ロード速度の観点からNintendo Switch版はあまりお勧め出来ません。やはりマップ移動が多い今作において
ロード時間が長いというのはそれなりにデメリットになり、しかもキャラが強くなり、やり込めばやり込む程、タイトルに戻ってロードしたりを繰り返す事になります。
そんな時に読み込みの遅いSwitch版ですと、結構ストレスがたまってしまう可能性も考えられます。事実、僕は最初に妻とSwitch版で協力プレイをしていたのですが、後にPS4版に変更した経緯がありますので、環境を整えられる人はPlayStation、Xbox、そしてPC版でのプレイを強く推奨致します。